明治37年8月11日(木曜日)

敵帥確執続報 アレキセーエフ総督の存在は露軍にとって非常に危険である

韓国学制大綱 日本と同様な学校制度を導入する

米国の貨物輻輳と臨時船 米国の飛脚船は日本及び満州行きの一切の貨物を船積みしない

敵帥確執続報 7月11日付ドイツローカル アンツアイゲル紙

クロパトキン大将とアレキセーエフ総督との間にある著しい軋轢が今尚続いており、アレキセーエフ総督は自ら王者の如く威厳を持ってのさばって、軍隊の事務を阻害し常にクロパトキンの命令を退けて、自ら皇帝の代理者たる名の下に己の権力を誇示している。

今の状態にてはアレキセーエフ総督の存在は露軍にとって必要が無いのみならず非常に危険である。

解説:アレキセーエフ総督は10月頃解任されることになる。

韓国学制大綱 

帝国教育会の韓国教育調査委員が作成した学制大綱は次の様である。

年齢        校名

6歳~8歳    初等小学

9歳~10歳   高等小学(女子高等小学)

11歳~14歳  中学校、初等実業学校、女子中学校

15歳~17歳  高等学校、外国語学校、実業学校、高等師範学校

18歳~21歳  大学校

尚この経費は学田の収入と設置区又は国庫の負担で行い中学以上は諸学科を教える必要上日本語を採用する方針のようである。

米国の貨物輻輳と臨時船

米国の飛脚船は日本及び満州行きの一切の貨物を船積みしない様であるがポートランド、タコマ、シャトルの諸港では定期貨物船は引き続き船積みをし、運賃も変わらない旨横浜に入電した。又別報によれば小麦並びに小麦粉が同国沿岸の諸港に溜まっており1トン5ドルの運賃であれば臨時便を出す旨申し入れがあった。