明治37年7月31日(日曜日)

納会の期米 関西地方の米価が凄まじい好気配で売買された

露相暗殺と英国新聞 故内務大臣は露国に於いてさえ異例な程の専制主義者

津軽海峡通過 ウラジオ艦隊3隻は津軽海峡を東より西に通過した

横浜停泊船出帆 海軍省に照会の結果出港は差し支えないとの回答があり出帆した

納会の期米

軍用米の買上げを材料として関西地方の米価が凄まじい好気配で売買された結果、大体買い一色に満たされ、昨日は1310銭代よりも更に20銭代と高値で納会した。

 

解説:当時の新聞には毎日米の相場が出ているが単位は、1石らしい。現在の10kg入り袋は、0.05石(1合=200g)にあたる。これからみると米1合は約1.3銭となる。

露相暗殺と英国新聞

英国新聞は加害者の行為を非難すると同時にこれは止むを得ないことでもあったと言っている。故内務大臣は露国に於いてさえ異例な程の専制主義者で、ボイラーで例えれば全ての放水管を閉じ、全ての安全弁を閉じていたために爆発が起きたようなものである。

解説:内務大臣はフィンランド人が投げた爆弾により殺害されているが、このコーナーの明治37年6月22日の新聞にフィンランドのロシア総督がフィンランドの青年により暗殺された記事がある。

津軽海峡通過 大本営海軍幕僚

函館敷設隊司令その他の情報を総合するとウラジオ艦隊3隻は本日30日午後1時頃より6時頃までの間に津軽海峡を東より西に通過した模様である。

横浜停泊船出帆

上海行き、神戸行き、宇品行きの各1隻は昨日午後4時に出帆、半田行き、四日市行き各1隻は同3時半横浜港を出帆した。これは最初港務局より出帆を見合すよう通知があり、一度見合わせていたが海軍省に照会の結果出港は差し支えないとの回答があり出帆したものである。