明治37年7月21日(木曜日)

敵艦津軽海峡を通過 露艦3隻により東京汽船会社の汽船高島丸が撃沈された

我が水雷艇出港 露艦3隻が津軽海峡の陸奥と大間間を遊弋している

東郷大統領と東郷駅 東郷提督が次期大統領選に出たならば大多数が投票するであろう

敵艦津軽海峡を通過

午前330分ウラジオ艦隊の3隻が海峡を東に通過し、太平洋に向かっている。

午前10時11分津軽海峡東部、尻矢崎沖合いにおいて汽船一隻が捕獲された模様である。

今朝津軽海峡東部の恵山沖にて露艦3隻により東京汽船会社の汽船高島丸が撃沈され船長以下乗組員10名、乗客22名は全員無事にボートで戸井村に上陸した。

各郵船会社は北海道方面への船舶の運航は当分見合わせることに決定した。

我が水雷艇出港 20日午前7時北海道庁発電

ただ今函館入港の有川丸他9隻の汽船船長の報告によれば、露艦3隻が津軽海峡の陸奥と大間間を遊弋しているため、我が水雷艇が出港して行った。

東郷大統領と東郷駅

 開戦以来、欧米各国が日本よりも狂気の様に騒ぎ廻り、世界の大戦争としている。無論米国でも1日に15~16回も号外を出して、迅速に戦況を報道しているがこのほど米国シャトルより帰国した某紳士の話によると1~2ヶ月前シャトルから約30マイル離れた一村落に新たに鉄道用の駅を設けたが其の名称は東郷駅と命名したそうである。今や米国に於いては、もし東郷提督が米国に帰化し次期大統領選に出たならば、間違いなく大多数が投票するであろうといわれている。