明治37年7月17日(日曜日)

雲南鉄道と支那人夫 佛国は清国の労働者3000人を募集し、雲南鉄道敷設工事に使役する

バルチック艦隊給炭手段 私有の石炭船と特別な契約を結び、外国の港で石炭を積み込み

鉄道沿線の紛争について 日本から来た無頼の工夫等が韓国人を抑圧し紛争が絶えない

雲南鉄道と支那人夫 16日北京特派員発

佛国は広西にて清国の労働者3000人を募集し、雲南鉄道敷設工事に使役する事を計画中であるが岑総督(清国のシン総督)は将来清国と佛国との間で外交上の大きな問題となる事を避ける為に清国の外務省と調整し労働者の中に土匪が決して入り込まないことを条件に許可することとなった。

バルチック艦隊給炭手段 15日ロンドン特約通信員発電

露国は一私人の手により極東に向かうバルチック艦隊へ石炭を補給しようと計画中である。その方法はまづ私有の石炭船と特別な契約を結び、外国の港で石炭を積み込み、出港した後、公海上でバルチック艦隊と出会いこの石炭を供給する方法である。

鉄道沿線の紛争について  16日京城特派員発

京釜鉄道沿線において日本から来た無頼の工夫等が韓国人を抑圧し紛争が絶えないと韓国外務省が申し入れてきたため、我が公使が其の真相を調べた結果

(1)鉄道沿線の人民は、労働や材料の提供により莫大な利益を得たため、工事の進捗を喜び日本人に親しみを持っている。

(2)沿線の郡長は鉄道工事のため人民等が多くの利益を得るのを見て、口実を設け不当な税金を徴収し或いは賄賂を取っている。これを韓国人が日本人に訴え解決しようとする結果紛争が起こっている。

(3)釜山地方の韓国人は日本語を話し、日本人と偽って不正行為を働いている者が居る。

今回韓国政府の誤解を正すと共に日本人の取締りは我が方で行うが貴国郡長や不正韓国人の取締りは貴政府で行うよう韓国外務省に対し申し入れを行った。