明治37年7月5日(火曜日)

営口敵艦再武装 営口の露艦シヴーチ号は、再び元のように武装した

物価下落 米を始めとする第1類(内地品)及び第2類(輸出品)は下落した

最後の対韓忠告 我が国が取る対韓政策の出発点は223日の日韓議定書である

外人鉱業排斥計画 安徽省では、鉱山総督を組織し、鉱山業は一切同局の独占に帰す

営口敵艦再武装 3日山海関特派員発電

一旦武装を解除した営口の露艦シヴーチ号は、前報の水雷駆逐艦の入港と同時に再び元のように武装した。駆逐艦と共に機を見て旅順方面に回航するためと思われる。

物価下落 

6月の相場を見てみると前月に比べて米を始めとする第1類(内地品)及び第2類(輸出品)は下落し、第三類(輸入品)は高騰した。

最後の対韓忠告

今後、我が国が取る対韓政策の出発点は223日の日韓議定書であるがその主要点は次の3点である。

 我が日本が韓国の独立及び領土保全を確実に保障する事(第三条)並びに

 韓国の皇室を確実な信義を以って安全康寧ならしむる事(第二条)及び

 韓国政府の施政改善に関して我が政府が忠告を与える事(第一条)

議定書の第四条以下に於いて、第三国の侵害及び内乱に対し我が政府が義務施行上、臨機の処置を取る際、韓国政府は我に十分な便宜を供給し、作戦上必要な地点の収用を認める事を約束している。このように韓国の独立及び韓皇室の安寧を保障していなければ、我が日本の独立並びに日本皇室の万歳もまた危機に陥る恐れがあればこそである。

外人鉱業排斥計画

湖南 福建 四川の各省は鉱業上の利権を自省の官僚の手に保留する目的で、鉱務総局を設立し外人の鉱山事業の排斥をしようとしているが、安徽省では、鉱山総督なるものを組織し、前記各省と同じく鉱山業は一切同局の独占に帰し、既に外人の権利に属しているものも法を設けて解約させる方針である。

 中央政府が制定した鉱山条例では、明らかに外人の鉱山採掘の権利を認めながら各省から事実上の妨害を受けることとなるので早晩外人の間で問題となると思われる。