明治37年6月24日(金曜日)

大統領選挙 大統領候補者としてはルーズベルト氏の当選が確定

出征軍司令部設置 山縣元帥並びに大山元帥、児玉大将が参内して重要な大命を拝した

満州鉄道の防備 満州鉄道は露軍が退却する際に必要である

大統領選挙 

米国共和党は、今月21日シカゴにおいて大統領予選会を開き、その結果大統領候補者としてはルーズベルト氏の当選が確定し、副大統領候補者としては上院議員のフェヤバンクス氏の当選がほぼ確実となった。そのため今回の予選会は例年のように紛争を来たすことはなかった。

出征軍司令部設置

去る20日に山縣元帥並びに大山元帥、児玉大将が参内して重要な大命を拝した。

 元帥陸軍大将 正二位大勲位功二級侯爵  大山 巌

補満州出征軍司令官

 陸軍大将正三位勲一等功三級男爵     児玉 源太郎

補満州出征軍司令部参謀長

 元帥陸軍大将正二位大勲位功二級侯爵   山縣 有朋

補参謀総長

 陸軍少将正位勲四等功四級           長岡 外史

参謀次長被仰付

満州鉄道の防備(米国新聞による)

 日清両国人によるテロを防ぐために露国陸軍は十分な力を満州鉄道に注ごうとしている。同線は特に露軍が退却する際に必要であるため、何時でも使用できるように準備しておかなけてばならない。そのため全線1400哩を33哩に区分して、1区毎に1隊の兵員を配置して絶えずその近傍を巡回している。総数で25千の兵がいるが兵員の数が十分でないために日本人又は支那人が線路に近づいて、爆発物でこれを破壊することは必ずしも困難な事ではない。