明治37年6月10日(金曜日)

大連湾掃海進行

第四次強行偵察 

俘虜に義手足を賜う

大連湾掃海進行 片岡第三艦隊司令長官報告

 六月八日午後十一時片岡第三艦隊司令長官から次の報告が大本営に送られた。

大連湾における掃海隊は、昨日七日に十一個、今日八日に十個の敵が海底に沈底させた機雷を発見し、何れも爆発処分した。人員舟艇とも異常なし。

(備考)掃海隊が作業開始以来八日までに敵の機雷を無効にした総数は六十二個

第四次強行偵察 東郷連合艦隊司令長官報告

 昨七日夜から早朝にかけて積載水雷艇八隻を出発させて、旅順口の強行偵察を実施した。はこれに対して多少の砲撃を加え、八雲の水雷艇に下士卒各一名の戦死者が発生した。

その他損傷なし。

俘虜に義手足を賜う

 皇后陛下は松山赤十字病院に居る露国の負傷兵に対して義手足を下賜されたとのことである。